神の化身の存在

神は私たち人間を含む全宇宙の創り主です。神以外にはなにものも存在しない無の状態から思いひとつで宇宙を創り、生命体の生存環境を整えたうえで、植物を創り、動物を創り、最後に神の自己表現の担い手としての人間を創られました。

神は人間に自身と同じ100%の思いの自由性と思いによる創造性を与えられました。思いによる創造性は宇宙の根本法則である「原因と結果の法則」に従います。「原因と結果の法則」とは善い思いは善い結果を、悪い思いは悪い結果を招くという法則です。

また、人間に対しては進化の方向性として神への帰一という最終目標を設けられ、さらに、最終目標に向かって確実に前進できるように、人間の心の中に「幸・不幸センサー」を埋め込まれました。100%の自由性を間違って行使した場合には不幸感を、そうでない場合は幸福感を覚えるようにしたということです。これは目標に達する軌道から逸れたら、それを感知して軌道の修正を図る一種のフィードバックシステムです。

さて、ここまでの準備が整ったとして、次に神は何をなされるでしょうか。それを推測してみたいと思います。

きっと、神は人間に対してどのように生きれば至福の境地である神への帰一が達成できるか、すなわち進化の最終到達点に達することができるかという真理を教える方策を講じられるに違いありません。そして、この真理は当然のことながら人間の創り主であり、人間の進化の最終到達点を定めれた神以外には知り得ないことです。

ではこの真理をいかにして人間に教え示すかが次のステップになりますが、神が天に姿を顕して人間に天から大音声で講演するわけにはいきません。そのような手段を取れば、効果てきめんではあるでしょうが、神の存在が誰の目にも露わになってしまい、せっかく人間に神を信じるも信じないも自由という100%の自由性を与えた意味がなくなってしまうからです。これを避けて人間に真理を教える手段はただ一つしかないのではないでしょうか。それは神自らが肉体を持ってこの世に現れて教えを説くということです。きっと神はこうされるに違いないと推測されます。これが神の化身といわれる存在です。

真理の理解が進めば、目では見ることのできない根源の神を信じるだけではなく、相対的世界に目
に見える姿かたちをとって顕現される根源の神(神の化身)の存在も認めざるを得なくなるように思います。イエス・キリストが「主」と呼ばれた存在、それは相対的世界に顕現し、あの世において多くの高級霊を指導されるのみならず、時には直接人類に教えを説くために肉体をまとってこの世に降臨されることもある「神の化身」を指していると考えられるのではないでしょうか。

以上が、神の化身の存在についての一つの推測です。

「自己実現の方法」へつづく

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